Amazonで出品していたら必ず遭遇するのが「値下げ合戦」です。
「そんなに下げなくても売れるのに・・・」という商品でもガンガン値下げしてくるセラーっていますよね^^;
今回の記事では値下げ合戦に巻き込まれた場合、どのような対応をとったらいいか解説していきます!
目次
値下げ合戦はなぜ起こるか
理由を知らないと対策が立てられないので、まず値下げ合戦が発生するメカニズムについて考えましょう。
値下げ合戦が始まる理由はいくつかあります。
- 有名せどらーが紹介
- 全国規模のセール
- 初心者セラーの暴走
- 薄利多売のパワーセラー
- 仕入れミスによる資金回収
- 値下げからの刈り取り
それぞれ解説していきます。
有名せどらーが紹介
せどりで情報発信している方が「この商品プレミアになってますよ!」みたいに紹介した商品に出品者が群がって値下がりするパターンです。
紹介された商品はだいたい群がって値下がりします。
値下がりしない商品はかなり品薄なものに限るのでそもそも仕入れできないと思います。
同じ商品を仕入れるのではなく、横に広げるための参考程度にしましょう。
全国規模のセール
全国セールの商品は、その時にAmazonとの価格差があっても全国各地のみんなが仕入れるので値下がりします。
特に現行品だと市場の流通量が多いのでエグい値下がり方します。
仕入れたのが数個なら損失は少なく済みますが、大量仕入れをしてしまうとかなりの赤字となります。
初心者セラーの暴走
初心者セラーで安く売ることが正義と思っている方が値下げをしてくることがあります。
そのセラーが消えれば価格は戻ることがほとんどですが、周りもそれに合わせてしまってなかなか価格が戻らないことも・・・
薄利多売のパワーセラー
消耗品を薄利多売で回しているパワーセラーはどんどん値下げしてきます。
薄利なので資金を回すため、とにかく数を売りたがります。
仕入れで得たポイントやクーポンを極めているので、普通に仕入れしていると敵いません。
資金回収
仕入れミスやデッドストックを利益無視で資金回収のため売るパターンです。
この場合、利益よりも「どれだけ早く捌くか」に重点を置いているので容赦なく下げてきます。
値下げからの刈り取り
Amazonから仕入れてAmazonで売る「Amazon刈り取り」という手法で値下げしてくるパターンもあります。
- 自分ががっつり値下げ
- 相手が自動で価格を合わせる
- 相手の商品を全部買い占め
- 自分は元の価格に戻す
このような流れで相手の在庫を格安で仕入れてしまう手法です。
自動価格改定を逆手にとったやり口ですね。
僕も1回やられたことがあります。
たしか、2,500円仕入れを300円くらいで買われました(笑)
これは自動価格改定ツールで赤字ストッパーなりを設定していれば防ぐことができます。
僕はなぜかその商品だけちゃんと設定していなかったので自分が悪いですね(笑)
値下げ合戦への対処方法
対処方法は基本的に次の2つしかありません。
- 価格を合わせて売り切る
- 価格が戻るまで寝かせる
価格を合わせて売り切る
1円ずつ安くしてきたり、値下げ幅は小さい時は値段を合わせていきましょう。
プライスターなどの価格改定ツールを使わないときついです。
手動で価格を合わせるには1日に何回も在庫管理画面を開いて価格を確認しなければなりませんからね・・・
注意点として、ここでムキになって自分から最安値を更新することは絶対にやめましょう。
おそらく相手もさらに最安値を更新してくるので何もメリットがありません。
1円値下げって本当に意味がない不毛な行為です(笑)
物販下手なんだなーと思って相手にしなくていいです。
価格が戻るまで寝かせる
値下げ幅が大きい時は合わせるか寝かせるのもアリです。
値下げが一時的なものか、これから下がり続けていくのか
をその商品の「需要」と「流通量」をもとに考えていきます。
需要があって廃盤であれば価格は戻ることが多いです。
相手の在庫数、自分の在庫数、価格を合わせてくるセラーの数からどれくらいで価格が戻るかを予想し、
自分のキャッシュフローと相談して寝かせるかの最終判断をします。
ただ、この価格の読みって非常に難しいです^^;
100%読むことは不可能ですが、読みの制度を上げていく方法があります。
自分が売った商品のその後を観察しましょう。
「損切りしなければよかった」
「もう少し待てば待てば高く売れた」
「いいタイミングで売れた」
振り返るといろいろな考察が出来ます。
こうやって振り返りをしていくと物販力は必ず磨かれるので、ぜひやってみてください^^
まとめ
値下げ合戦が始まっても冷静に対応する必要があります。
一番ダメなのがムキになって自分から最安値を更新することです。
冷静に「売り切る」「寝かせる」の判断をしていきましょう。
1円値下げに対応していくにはプライスターなどの価格改定ツールが必要になります。
手動でやるのがしんどくなるくらいの商品数を抱えているのであれば導入をおすすめします。
参考になりました。ありがとうございます。