今回の記事ではAmazonにおける価格改定のテクニックについてお伝えします。
まだAmazon物販を始めたばかりの初心者の方にはもちろん、すでにある程度の販売履歴をお持ちの方にも読んでいただきたいです。
特に「価格改定ツールに任せっきり」という方は必ず見てください!
利益を取りこぼしている可能性大ですよ。
新品と中古の価格改定
新品商品の価格改定
新品は基本的にカートボックスを取っている商品から売れていきます。
このカートボックスの獲得には「価格」が重要です。
商品価格以外にも、「アカウントパフォーマンス」「在庫数」「Amazonでの販売実績」「大口出品者」「FBAの利用有無」など様々な要素が関係しますが、
2018年10月現在のカート獲得状況では、価格が一番重要だと思います。(あくまで僕の体感です)
よって新品に関しては基本的にカート価格に合わせていけば大丈夫です。おそらくFBAの最安値がカートを獲得していると思うのでそこに合わせましょう。
プライスターなどの価格改定ツールを使っていれば「カート」に設定しておけば自動でやってくれるので問題ないですね。(赤字ストッパーの設定を忘れずに)
価格改定ツールを使用していない場合は、カート価格に合わせる行為を商品1点ずつ手動でやらなければいけないので少し手間です。
また、価格を合わせるまでの間、カートが取れないので販売機会を損失することになります。
売上が上がってきているのであれば価格改定ツールは非常に効率的なので導入をおすすめします!
なんでも値下げすればいいわけではない
「新品はカート価格に合わせる」とお伝えしましたが、なんでも下げればいいというわけではありません。
値下げ合戦が始まっている商品は価格を合わせていくのか一旦考えましょう。
出品者が群がってくるとありえないほどの値下げになってしまうこともあります。
そして出品者が少なくなってくると、価格が戻って「値下げしなければよかった」と後悔することも・・・
ここの判断は難しいです。経験がものを言いますが、経験豊富なセラーでも完璧に判断するのは無理です。
まだ経験がない方は以下の項目に照らし合わせて、売り切るか寝かせるか判断するようにしてください。
- 商品は元の価格でも売れ行きがいいか
- 全国的なセール商品ではないか
- 廃盤か現行品か(廃盤なら価格が戻る可能性が高いです)
- 価格が戻るまでにどのくらいの期間がかかるか
- メルカリ、ヤフオク等で安く出品されていないか
- ライバルの在庫数、自分の在庫数(参考:Amazonでライバル出品者の在庫数を確認する方法)
- キャッシュは回るか
これらの項目を総合的にみて、値下げ合戦に加わるか判断しましょう。
赤字で売ってしまうことは物販をやっていれば必ずあります。
全ての商品を黒字で売るのは無理です。
大事なのは失敗を次に活かすことです!
ちゃんと振り返りを行うことで同じような失敗をしないようになっていきます。
中古商品の価格改定
中古商品でも価格改定は大事ですが、新品ほどではありません。
なぜなら価格以外の要素で差別化ができるからです。
中古は新品と違ってカートという概念がなく、出品者一覧の画面から購入されるので、「送料」「コンデション説明文」「写真」「出品者の評価」など様々な要素で差別化が可能です。
中古は不良品や状態の悪い商品が届かないか不安なので
・この出品者は評価も高いし大丈夫だ
・コンディション説明がしっかりしているから安心できる
・実物の写真がしっかり撮られているからこれを買おう
となって購入されるパターンが多いです。
中古商品の価格設定に正解はないですが、基本的には同コンディションの最安に合わせるといいでしょう。
価格が下げられたら自分の許容範囲まで下げて、下がりすぎたら売りたい価格に戻してライバルがいなくなるのを待ちます。
商品の売れ行きにもよりますが、中古は利益率を取りたいのでとにかく回すというよりは利益をしっかり取っていくという考え方の方がいいです。
仕入れの際も値下がりリスク、資金リスクを考えて仕入れるようにしましょう。
価格改定ツール
価格改定ツールで「カート」や「FBA状態合わせ」にして放置している方も多いと思います。
ツールはそこが自動化できるところが利点なのですが、すべて放置するのは利益を逃している可能性が大きいです。
特に縦積み商品、リピート商品は気にかけるべきです。
例えば・・・
- ライバル:3,000円
- 自分:3,000円
このような状態で2人がカート価格の場合、相手も価格改定ツールを利用していると、ここから価格が上がることはありません。
ここで自分が4,000円に設定すると、相手も価格改定ツールにより合わせてきます。
- ライバル:4,000円
- 自分:4,000円
となり、放置しておくよりも利益を出すことができます。
ライバルが数人しかいない場合は、「あえて価格を上げてみる」といったことをやってみてください!
まとめ
- 新品は基本的にカート価格に合わせる
- 新品でも値下げ合戦している商品は寝かせるか売り切るか考える
- 中古は同コンディションの最安に合わせる
- ライバルが少ない商品はあえて価格を上げる