今回はちょっとややこしいお金の話を・・・
FBAで返品、返金されたときのお金の動きってどうなっているか把握していますか?
ただ単に売れたときに計上された金額がそのまま返金されてプラマイゼロになるというわけではありません。
返金処理が始まると、Amazonに返金手数料というものを取られ、配送代行手数料(FBA手数料)は戻ってこないので、返品された時点でその分がマイナスになります。
返金時の手数料やお金の流れを完璧に把握している人って意外と少なかったりします。
売上管理で正確な数字を出すためにもしっかりと把握していきましょう!
返品されたときの手数料について
商品が売れたとき
FBAで商品が売れたときに残高に計上される金額をAとします。
A=《商品代金》-(販売手数料)-(配送代行手数料)
商品が返品されたとき
返品(返金)されたときに残高から引かれる金額をBとします。
B=《商品代金》-(販売手数料)+(返金手数料)
返品後の収支
商品が売れたときにAを受け取って、返品されたときにBを返すわけですから、A-Bが収支となります。
金額はAの方が少ないので収支はマイナスとなります。
配送代行手数料と返金手数料の分がマイナスになります。
配送代行手数料と返金手数料
商品が売れたときに支払った配送代行手数料は返金時に返金額から引かれません。
FBAでは出荷した時点でこの手数料は出品者が負担するという仕組みになっています。
また、返金手数料というものを取られます。
返金手数料は、返還される販売手数料の10% もしくは 500円のうち安い方というルールがあります。
ちょっとわかりづらいので例を出します。
実際の例
販売手数料10%の商品をFBAで5,000円で販売したとしましょう。
商品が売れたとき
商品代金:+5,000円
販売手数料:-540円
配送代行手数料:-360円
残高へ反映される額:4,100円
商品が返品されたとき
商品代金:-5,000円
販売手数料:+540円
返金手数料:-54円
残高へ反映される額:-4,514円
合計収支
4,100円-4,514円=-414円
このように返品されると414円の赤字となります。
まとめ
返金処理があった場合、配送代行手数料と返金手数料の分がマイナスになります。
その後同じ価格で売れたとしても、利益からこのマイナスになった分を引いて計算する必要があります。
これはAmazonのルールなので逆らえません。
多分数百円損する程度なので気にならないといえばなりませんが、1年で見るとなかなかの損失になります。
僕の場合、返金は毎月1回か2回はあるので数千円の損失になるでしょう。
こういったリスクもあると考えてAmazonを利用していった方がいいですね^^;