前回に引き続き値下げに対する記事です。
今回は1円値下げへの対処方法を紹介します。
Amazonで必ず現れる1円値下げセラー
1円値下げしてきて我先にカートを奪おうとしてくるセラーっていますよね^^;
確かに新品はカートを取ったもん勝ちなのですが、1円値下げは意味がないです。
最初は1円くらいならと思って下げるのでしょうが、相手も自動で価格を合わせてくると最終的には数百円も下がっているなんてこともあります。
それなら「スポンサープロダクト」や「プロモーション割引」あたりで販売強化した方がいいです。
1円下げるという行為は一番簡単なのでやる人も多いんだと思います。
もっと勉強してくれと思いますが・・・^^;
現在は1円でも安ければその人がカートを取れちゃう仕組みになっています。
昔は1円高くてもカートを取れていたので、あえて1円高く設定したりしていたのですが今はそうもいかないです。
1円値下げセラーへの対処方法
こちらの自動価格改定をいったんストップ
1円値下げが始まった商品に価格改定ツールを使用している場合は、いったんストップしましょう。
自動で1円値下げしてくる相手だとどんどん価格が下がり続けてしまいます。
プライスターであれば「FBA状態合わせ」か「カート」になっていると思うので、「しない」に変更します。
1円値下げを出し抜く価格設定の方法
ここで、1円値下げしてくる相手を出し抜く価格設定をします。
相手が3,000円で出品している場合、こちらが3,000円にすると2,999円にしてきます。
自分が2,999円にして最安値を更新すると、2,998円とさらに最安値を更新してくるでしょう。
なので
ポイントを使って最安値にしましょう
実際にはこのような設定にします。
・相手:3,000円
・自分:3,001円(2pt)
このように設定すると自分は実質2,999円なので最安値となり、カートボックスを取得できます。
2ptとしているところがミソです。
3,001円(1pt)だと実質3,000円となりカートボックスは取得できません。(多分)
僕の経験上、相手がAmazon純正の価格改定ツールを使っている場合、このようなポイントを加味した最安値にはついてきません。
相手は急にカートが取れなくなり、焦ります。
最安値を更新するには手動でやるしかなくなり、自動設定を外すことになります。
相手が手動に変えてきたらこっちも「FBA状態合わせ」や「カート」などの自動設定にすればOKです。
1円値下げセラーを困らせてやりましょう!(笑)
その他の対処方法
すべての商品を上記のように設定すればいいわけではありません。
相手の在庫数、自分の在庫数、他の出品者数、商品の回転率から判断し、
「急いで売る必要がなく、利益をしっかり取りたい」場合は、わざわざ最安値を更新する必要はありません。
寝かせる
相手の在庫数が少ない場合は、放っておいて在庫が切れるのを待って自分が売りたい価格に戻るのを待ちます。
高回転商品でライバルの在庫数が少ない場合は寝かせた方がいいです。
キャッシュフローは悪くなるので注意が必要です。
縦に積んでいる商品の場合は、最初は価格を合わせて、在庫が〇個になったら合わせず寝かせるみたいにするのもアリです。
価格を合わせる
相手が手動で1円値下げをしてくる場合は合わせていって大丈夫です。
価格をこまめに観察すると自動か手動かの判断はすぐできます。
自動だと夜中でもどんなときもすぐ1円下げてきます。
価格を合わせるにはプライスターなどの自動価格改定ツールがあると便利です。
大幅に下げてライバルを追い払う
卸やメーカー仕入れの商品は原価まで価格を落として、相手を追い払うという方法もあります。
ちなみにこの方法はAmazonのセラーフォーラムで見ました。
まずは原価まで落とす。
そこで付いてくる様ならそこから1円上げて延々原価売りさせる。
大抵の相手はそこで手を引くor値段を上げて来るので、値段を上げて来た場合は逆にこちらが1円安にする。
少々エグいので自動1円安を仕掛けて来る競合相手にしかやりませんが、追い払うには効果的です。
いつかのトピでどなたかも書かれてましたが、甘い相手と思われると他の商品にも乗っかってくるので、他のカタログを守るためにもそういう相手にはそれなりのやり方で応戦します。
引用:値付けの話 「1円引き」こまったちゃん対応の薬はなんだろう? (一応まとめた。)
なかなかエグい対策ですが、物販上手な人ですね。
他にこんな意見も。
実際、ビジネスの世界で、「安ければ売れる」という思い込み・間違いをしている人はほんとに多くて、結果的に自滅・倒産している姿を目の当たりにしています。
ビジネスの基本は、「適正な値段で売る」ということであり、適正な値段であれば、高くても売れます。
「薄利で早く売る」ことをポリシーにしている方も居るかとは思いますが、1円下げを行うような販売店が現れたカートは殆どの場合に、「薄利」ではなく「赤字」となります。「赤字で早く売る」のはビジネスとして明らかな失敗です。正当化できる要素はありません。そして、1円下げや100円下げを行うセラーに共通することは、殆どの場合に、素人ということです。
素人が、ビジネスを語ったところで、ベテランは内心笑っていますが、そのことにも気づいていないのがまさに素人です。
なぜそう言えるのかと言うと、1円下げや100円下げを行う販売者の出品商品一覧を見るとだいたい察することができます。商品点数が少なかったり、定価以上のプレ値販売が多かったり、無秩序なカテゴリで販売していたり。まあ、ほとんど、せどらー・転売ヤーですね。
そして、多くの場合に、しばらくするとアマゾンから撤退していくか、相場で学んで値下げしなくなります。
そういう姿を何度も見てきました。ベテランでも1円下げをしているセラーを見かけることはありますが、これはかなり稀で、そして、値下げ対抗すると、必ず、値下げをストップしてきます。
ベテランは、あくまでも他者から出し抜くことを目的にしているためだけであり、価格競争を望んでいるわけではないからです。
価格競争がはじまると利益を失うだけなので。価値観の問題と言われればそれまでですが、値下げを良しとする意見の多くには、経験値が伴っていないということを理解するべきだと思いますし、また、経験を踏まずして、「値下げすれば売れるんだ」という間違った風潮を唱えることを自制スべきだと思います。素人の教えで、さらに素人が間違った考えを身につけてしまうので。
まさにその通りですね。
1円値下げしているセラーにはぜひ読んでもらいたいです(笑)
まとめ
- ポイントで最安値になるように設定する
- 高回転商品は価格を合わせず、相手が消えるのを待つ
- 相手が手動で値下げしてくる場合はこちらも合わせる
- リピート商品は大幅に下げて相手を追い払う方法をとるのもアリ
相手の価格に口出しはできませんが、1円値下げセラーには対処したいところです。
個人的にせこい感じがして嫌いなのもありますが(笑)
特に出し抜く方法は使えるのでやってみてください^^